岡田 耕一郎

定価: ¥ 1,785
販売価格: ¥ 1,785
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おすすめ度:

発売日: 2007-05
発売元: 暮しの手帖社
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老人ホームをテストするを友人に薦められて読みました。
最初は何気なく読んでいたのですが、、
読み薦めるうちに老人ホームをテストするの世界に引き込まれる私自身を発見していました。
まぢで、ヤバイですよ。これほど圧倒的な世界観を訴えかける書籍には久しぶりに出会った気がします。
レビューには老人ホームをテストするの他の読者の感想も多く寄せられているようです。予想通り好評価が多いようです。
”比較する目”を育てるために
つい、表紙がかわいくって買ってしまいました…!
切実に、今、老人ホームが必要なわけではありませんが、いずれ、親に、自分に、ふりかかること。
この本に書かれている「ユニット・ケア」なるものについても初めて知りました。
介護サービスのよしあしなどは、素人のわたしにはなかなか判断できませんが、まずは現場でどういったことが行なわれるのか、ということ知ることから。
そういった点で、細かく具体的なチェックリストのついている本書は、とても参考になりました。
まさに『暮らしの手帖』の商品テストのように、”比較する目”を持った人が増えることが、
やがては、良質な施設作りへとつながっているんだろうな、と感じさせられた一冊です。
誰のための介護なのか
この本には決定的に不足した視点がある。それは「老人ホームで暮らす人の視点」である。
この本にあるチェック項目は確かに的を得ており(評価基準についてはいささか怪しい、10年前の介護といった感じ)介護サービスを客観的に評価するならばそうなるのかもしれない。
しかしサービス評価とはそのサービスを受けている人が行なってこそはじめて意味を持ち、何にも知らない人が評価してもそれはうわべだけのものである。本当に評価したいのであれば、そこで暮らす人やその家族がどのように感じているかという「生の声」を聞くためにどうしたらいいかというチェック項目を入れるべきであろう。
またこの本はユニットケアについて酷評しているが、著者はユニットケアを理解しているのであろうか。
ユニットケアは実践するのが困難であり、それならば多少の不自由には目をつぶって従来型の施設で満足としたほうが良いというような指摘は、高齢者の尊厳を無視したものではないであろうか。施設職員の経歴を持つ著者にしてはさみしいものがある。
情報開示という高齢者施設が不十分であった領域に踏み込んでいる点は評価できるが、公平なサービス評価ではなく、単なるユニットケア批判がしたかっただけのように思え物足りなさを感じた。
これまで知らなかった、介護の実態が分かる
これほどまでに介護の現状を的確に描き出し、問題点を指摘した本はあっただろうか。
本書は老人ホームの商品テストを提案している。テストするために必要な多くの知識がちりばめられ、同時に、私たちの知らない介護現場の姿や様々な問題点にもふれられている。
一般に、介護の情報は、テレビやホームページなどから得ることが多い。しかし、その情報のほとんどは、誇張された素晴らしい介護の姿である。今、流行のユニットケアも、最善の介護であるかのように言われているが、本書では、ユニットケアにも深刻な問題がある点を指摘している。介護現場に関わるものとして、この事実を知ったとき大きな衝撃を受けた。
本書には、一人ひとりが介護と老人ホームに関心を持ち、介護の現場が良くなって欲しいという願いも込められている。老人ホームへの入居を検討している家族や利用者に、是非読んで頂きたい一冊である。
